あみぐるみの目数が合わないときは、そのまま次の段へ進まず、最後に正しかった段まで確認します。まず編み図で「立ち上がりの鎖編みや引き抜き編みを1目に数えるか」を確認し、かぎ針に掛かっている作業中のループではなく、編み終えた目を数えます。
1目の過不足でも、次の増し目・減らし目の位置やパーツの向きへ影響することがあります。この記事では、目数が多い場合と少ない場合に分け、数え直す順番と戻る位置を整理します。
制作全体の順番を確認したい方は、先に「あみぐるみ初心者ロードマップ」をご覧ください。
結論|合わないまま次の段へ進まない
目数が合わないと気づいたら、次の順番で確認します。
- 編み図の指定目数と、今編んでいる段を確認する
- 立ち上がりや引き抜き編みを数えるか、作品の説明を確認する
- 段の始まりへステッチマーカーを付け、編み終えた目を1目ずつ数える
- 増し目・減らし目の回数と、繰り返し単位を確認する
- 間違いが見つかったら、最後に正しい目数だった位置まで戻る
目数だけを合わせるため、別の位置で急に増し目や減らし目をして帳尻を合わせる方法はおすすめしません。形やパーツ位置がずれる原因になるため、間違えた位置を確認して戻るほうが確実です。
最初に確認する「数える目・数えない目」
かぎ針編みでは、作品の編み方によって立ち上がりの鎖編みや引き抜き編みの扱いが異なります。まず、その作品の説明に従って数え方をそろえてください。
基本の編み目の形を見直したい場合は、クロバー公式「かぎ針編みの基礎-2/基本の編み方」で鎖編み・細編み・引き抜き編みを確認できます。
- 今数えているのは何段目か
- その段を編み終えたときの指定目数はいくつか
- 立ち上がりの鎖編みを1目に数えるか
- 引き抜き編みを1目に数えるか
- ぐるぐる編む方式か、各段を引き抜いて閉じる方式か
- 増し目・減らし目の繰り返し回数が合っているか
細編み・増し目・減らし目の形が曖昧な場合は、「あみぐるみの基本の編み方」を先に確認すると、目の頭を見つけやすくなります。
目数が1目多いときの確認順
目数が多い場合は、余分な目や増し目が入っていないかを確認します。
- 段の始まりと終わりをステッチマーカーで区切る
- 立ち上がりの鎖編みや引き抜き編みを余分に数えていないか確認する
- 同じ目へ誤って2回編み入れていないか、目の頭をたどる
- 増し目を指定より1回多くしていないか確認する
- 前の段の目数が正しかったかを数える
今の段で余分な目が見つかれば、その目の直前までほどいて編み直します。前の段から多い場合は、前の段の間違いまで戻ります。
目数が1目少ないときの確認順
目数が少ない場合は、拾い忘れた目や、意図しない減らし目がないかを確認します。
- 段の始まりから目の頭を1つずつたどる
- 段の最後の目を編み忘れていないか確認する
- きつく締まった目の頭を見落としていないか確認する
- 減らし目を指定より1回多くしていないか確認する
- 増し目を1回飛ばしていないか確認する
目がきつくて頭が見つけにくい場合は、「あみぐるみの編み目がきつい・ゆるい原因」も確認してください。
増し目・減らし目の段を区切って数える方法
増し目や減らし目がある段は、完成目数だけでなく「繰り返し単位」も確認すると間違いを見つけやすくなります。
たとえば「細編み2目、増し目1回」を繰り返す段なら、次の3点を分けて確認します。
- 細編みを2目編めているか
- 増し目で同じ目へ2目編み入れているか
- 指定された回数だけ繰り返しているか
繰り返し1組ごとに小さなマーカーを置くか、紙へ正の字などで回数を記録すると、どの組でずれたかを確認しやすくなります。
どこまでほどいて戻る?
戻る位置は、最後に正しい目数だった場所を基準に決めます。
今の段で間違いが見つかった
間違えた目の直前までほどき、その位置から編み直します。段全体をほどく必要はありません。
前の段から目数が違っていた
前の段で最初に目数がずれた位置まで戻ります。今の段だけで数を合わせても、増し目・減らし目の配置は直りません。
どの段で間違えたか分からない
編み図の段ごとの完成目数と照らし合わせ、現在の段から1段ずつさかのぼって確認します。最後に指定目数と一致した段が、戻る位置の目安です。
基本の道具を整えたい場合は、「あみぐるみ初心者に必要なものは4つだけ」で、ステッチマーカーを含む道具の役割を確認できます。
ステッチマーカーで次のずれを防ぐ
輪で編むあみぐるみでは、段の始まりが分からなくなると目数を確認しにくくなります。最初の目へステッチマーカーを付け、段を編み終えるたびに移動させると、数える範囲が明確になります。
クロバー公式のステッチマーカー商品説明でも、段の始まりや編み目の印として使う道具であることが案内されています。
- 段の最初の目
- 段の終わりを確認したい位置
- 増し目・減らし目の繰り返し単位
- 作業を中断するときの、かぎ針が入っていたループ
すべての目へ付ける必要はありません。迷いやすい境目へ絞って使うと、編み地を確認しやすくなります。
やってはいけない帳尻合わせ
目数が合わないとき、次のような方法で数字だけを合わせると、形や配置がずれることがあります。
- 段の最後で急に増し目を入れる
- 理由を確認せず、途中の目を飛ばす
- 増し目・減らし目の位置を別の場所へ移す
- 前の段が違うまま、今の段だけで指定目数にする
針号数を変えると目の大きさや編み地の密度は調整できますが、目数の過不足そのものは直りません。針選びは「あみぐるみのかぎ針は何号?」で別に確認してください。
よくある質問
立ち上がりの鎖編みは1目に数えますか?
作品の編み方によって異なります。編み図や説明書にある記号・注記を優先し、途中で数え方を変えないようにしてください。
輪の最初の目が分かりません
現在の段をほどいて段の始まりを確認し、最初の目へステッチマーカーを付けます。次の段からは、マーカーを編むたびに付け替えます。
1目くらいなら、そのまま進めてもよいですか?
一律には判断できません。増し目・減らし目やパーツ位置へ影響する可能性があるため、編み図どおりの目数へ戻してから進めるほうが安全です。
まとめ
あみぐるみの目数が合わないときは、立ち上がり・引き抜き編みの数え方、段の始まり、増し目・減らし目、繰り返し回数の順に確認します。
間違いが見つかったら、最後に正しい目数だった位置まで戻りましょう。ステッチマーカーで段の始まりを固定し、区切って数えることが、形のずれを広げない基本です。


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