日本文化の一つでもある「着物」。実は、着るシーンに合わせて数多くの種類があることをご存知でしょうか?
着物には、正装にあたるものから、普段着として着られているものまで、代表的な物だけでも13種類ほどあると言われています。
2024年12月に出展させていただくJapan Expoでは、和装のあみぐるみを展示させていただく予定です。そこでは、普段着として着られている「着物」と、夏の暑い時期に涼しく着こなす「浴衣」の2種類のあみぐるみをご用意しようと考えております。
着物も浴衣も日本文化に深く根ざしており、どちらも美しいですが、用途、デザイン、そして着用されるシーンには大きな違いがあります。この違いを比べ、それぞれの魅力について考えてみました。
”着物”とは?
着物は、何世紀にもわたって着られてきた日本の伝統的な衣装です。「着物」という言葉は、文字通り「着るもの」を意味し、20世紀初頭まで日本の標準的な服装でした。
着物は、結婚式や茶道、祭りなどの正式なイベントで着用されることが多いです。また、芸者や舞妓が職業の一部として着用することもあります。デザインが精巧であり、正確な着付けが必要なため、着物はフォーマルと見なされ、特別な機会に限られることが一般的です。
”浴衣”とは?
浴衣は、着物の軽量でよりカジュアルなバージョンです。「浴衣」という言葉は「湯帷子(ゆかたびら)」を意味し、元々は日本の温泉や銭湯でバスローブとして着られていました。しかし、時が経つにつれて、浴衣は祭りやカジュアルなイベントで着用される夏の衣装へと進化しました。
浴衣は、夏祭りや花火大会などに着用されることが多いです。また、旅館(日本の伝統的な宿泊施設)での部屋着や、温泉に入った後の部屋着としても人気があります。浴衣のシンプルさから、着やすく、日本の若者が最初に自分で着られる伝統的な衣装としても知られています。
まとめ
着物には、古い歴史があり、調べれば調べるほど、細かいルールがたくさん出てきます。しかし、今回私が作るあみぐるみは、もっと気軽に「和」を身近に感じ、楽しんでほしい!と考え、ルールは2つしか設けないことにしました。
① 着物は襟が2重になっていて、浴衣は襟が重複していない。
② 着物には裏地がついていて、浴衣は裏地がついていない。
この2点に注目して、着物か浴衣かを見分けて頂けたら嬉しいです。
男の子も女の子も、思いっきりおめかしさせるので!楽しみにしていてくださいね♪
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