現在制作しているキーホルダーの一部に「和柄」を使用しようと思っています。和柄について調べてみると、それぞれに意味があってとても興味深かったので、その意味も含めお楽しみいただけたら嬉しいです☆
キーホルダーについては、下記の記事をご覧ください♪
”和柄”とは
日本の伝統文様を規則正しく並べた模様で、和模様とも呼ばれています。伝統工芸品や浴衣、千代紙、壁紙、タイルなど、さまざまなシーンで用いられています。
自然現象を抽象的に表した幾何学文や、動物や植物をモチーフにした動・植物文などがあり、日本人の表現力の豊かさが垣間見えるものとなっています。
和柄の代表的な柄と意味
五穀豊穣や開運福徳、健康や長寿、学業や芸能の成功、子孫繁栄といった祈りや想いが込められています。代表的な和柄をいくつかピックアップしてみました☆
矢絣(やがすり)
矢羽根を繰り返した模様です。大正時代に女学生の間で大流行しました。現在でも大学などの卒業式では「矢絣柄の着物と袴」を身に着けた女性をよく見かけます。矢を射ると、まっすぐ飛び、戻らないことから、「戻らずに幸せになってほしい」という祈りをこめて、嫁入り道具に使われることもありました。
麻の葉(あさのは)
正六角形の頂点を結んだ模様です。麻の葉に似ていることが名前の由来といわれています。麻は、成長が速く、丈夫であることから、「すくすくと育ってほしい」という祈りをこめて、子どもの着物にも使われることがあります。
青海波(せいがいは)
同心円を波のように繰り返した模様です。日本の古い舞曲が、名前の由来となりました。無限に広がる穏やかな波のように見えることから、「未来永劫、平和な暮らしが続きますように」という祈りがこめられています。
市松(市松)
二色の正方形を交互に配置した模様です。石畳(いしだたみ:平たい石を敷きつめた場所)とも呼ばれます。江戸時代の歌舞伎役者が衣装に用いたことが、名前の由来となりました。東京2020オリンピック競技大会のエンブレムのモチーフにも使われています。途切れることなく続くことから、「繁栄しますように」という祈りがこめられています。
波(なみ)
様々に変化する波の形を円形にまとめた丸文の一種です。穏やかな波がどこまでも続いている様子は、「未来永劫平穏に」という意味が込められた吉祥柄です。穏やかな日々が続いていくよう願いを込めて、結婚祝いにもおすすめです。
菊(きく)
皇室の御紋にもなっている菊は奈良時代に、中国から薬草として伝わったとされています。見た目や色、香りも優れており文様としては菊の薬効から、「不老不死」「延命長寿」「無病息災」などの意味を持ちます。また、花弁が放射状に広がっていることが太陽に似ていることから、「邪気を払う力」があるとされています。
亀甲(きっこう)
亀甲文様の連続した正六角形は、亀の甲羅を表します。長生きする亀がモチーフであることから、「長寿」を表す吉祥文様として、古くから受け継がれてきました。特に平安時代から鎌倉時代に流行し、公家の邸宅の調度品や神秘的なものに使われていました。
オーストラリアへお届けする和柄は・・・
上記でピックアップした和柄のうち、5種類を選んで、漢字チャームの裏面にランダムで印刷させていただきました☆ どの和柄を選んだのかは♡ 現地で手にしてからのお楽しみとさせてください♪
2024年12月14日、オーストラリアのシドニータウンホールで、あなたに作品を手にして頂けることを願っています。
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