あみぐるみの洗い方|洗える素材の見分け方と型崩れを防ぐ手順

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白いタオルの上で洗う前の確認をしている、かぎ針編みのくまのあみぐるみ

あみぐるみが汚れたとき、「そのまま水で洗っても大丈夫?」と迷いますよね。

結論からいうと、すべてのあみぐるみを丸洗いできるわけではありません。毛糸、中わた、目や飾りの付け方を確認し、判断できない場合は丸洗いを避けるのが安全です。

この記事では、洗う前の確認項目から、洗わないお手入れ、部分洗い、手洗い、乾燥までを順番に説明します。実際の作品では、使用した毛糸の帯やキット・制作者の案内を優先してください。

目次

あみぐるみを洗う前に確認すること

最初に、次の4点を確認します。

  1. 毛糸の素材と洗濯に関する表示
  2. 中わたや詰め物の種類
  3. 目・鼻・フェルト・飾りの取り付け方
  4. 色落ちや形崩れの可能性

消費者庁の洗濯表示は、洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングの順に処理方法を示します。ただし、ぬいぐるみは家庭用品品質表示法の対象外品目として扱われる場合があり、必ず洗濯表示が付いているとは限りません。表示がないことを「洗える」という意味には受け取らないようにしましょう。

毛糸選びから確認したい方は、あみぐるみ初心者の毛糸選びガイドも参考にしてください。

素材別の考え方

主な素材・構造洗う前の注意
アクリル・綿洗える糸もありますが、毛糸の帯やメーカー案内を確認します。完成品は縫い合わせや中わたも含めて判断します。
ウール水・摩擦・温度変化で縮みやフェルト化が起きることがあります。「ウォッシャブル」等の表示がない場合は慎重に扱います。
起毛糸・モール糸毛並みや風合いが変わる可能性があります。目立たない部分で確認し、丸洗いを避ける選択もあります。
ポリエステルわた水洗いできる製品もありますが、厚みがあるほど内部が乾きにくくなります。
ペレット・ワイヤー・音の出る部品素材不明、金属入り、機械部品入りの場合は丸洗いを避けます。
接着した目・フェルト・飾り水分や洗剤で接着が弱くなる可能性があります。縫い付けか接着かを確認します。

迷ったら「洗わないお手入れ」から

水洗いできるか判断できない場合は、まず表面のほこりを落とします。

  • 柔らかいブラシで編み目に沿って払う
  • 弱い吸引で掃除機を使う場合は、薄い布やネットを間に挟む
  • 乾いた柔らかい布で表面をそっと拭く
  • 汚れた部分だけ、固く絞った布でたたくように拭く

花王も、日頃の手入れとして表面のほこりをブラシや掃除機で取り除くこと、洗えないものは洗剤液を含ませた布で部分的に拭き、最後に水拭きする方法を案内しています。

飾ることが中心の作品なら、無理に丸洗いせず、ほこりをためないことを優先する方法もあります。

丸洗いできるかの判断基準

次の項目をすべて確認できる場合に限り、手洗いを検討します。

  • 毛糸が水洗い可能と確認できる
  • 中わたが水洗い可能で、十分に乾かせる
  • ペレット、ワイヤー、機械部品が入っていない
  • 接着パーツや外せない飾りがない、または水洗い可能と確認できる
  • 目立たない部分で色落ちしないことを確認した
  • ほつれや糸端の飛び出しがない

一つでも不明な点があれば、部分洗いまでにとどめましょう。

あみぐるみを手洗いする手順

1. ほこりと外せる飾りを取り除く

表面のほこりを払い、リボンなど外せる飾りは外します。ほつれやパーツの緩みも先に確認します。

2. 目立たない部分で色落ちを確認する

白い布に水と使用予定の洗剤を少量含ませ、目立たない場所を軽く押さえます。色が移る場合は全体を洗いません。

3. 洗剤の表示どおりに洗濯液を作る

洗面器などに水を張り、対象素材に使える中性洗剤を製品表示どおりに薄めます。毛糸の表示で指定温度がある場合は、その案内を優先します。

4. 押し洗いする

強くこすったり、もんだりせず、両手で支えてやさしく沈めます。長時間つけたままにしないでください。

5. 水を替えてすすぐ

同程度の温度の水ですすぎ、洗剤分を残さないようにします。手足や耳を持って持ち上げず、胴体全体を支えます。

6. タオルで水分を取る

絞らず、乾いたタオルで包んで押さえます。必要に応じてタオルを替えます。

7. 形を整えて十分に乾かす

編み目と中わたをやさしく整え、風通しのよい日陰で乾かします。花王は、中まで十分に乾かすことを案内しています。内部に湿気を残さないことが大切です。

洗濯機・乾燥機・漂白剤は使ってよい?

洗濯機や乾燥機を使えるのは、使用した全素材と完成品について対応が確認できる場合だけです。

一般的なあみぐるみでは、回転や脱水の力で形が崩れたり、パーツや縫い合わせ部分に負担がかかったりする可能性があります。漂白剤も色や素材を傷めることがあるため、毛糸・パーツ・洗剤の表示を確認できなければ使用しません。

「おしゃれ着コースなら必ず安全」とは限らない点に注意してください。

洗った後は完全に乾いてから保管する

表面が乾いていても、中わたに湿気が残っている場合があります。厚みのある作品は向きを変えながら乾かし、冷たさや重さが残っていないか確認します。

乾いたあとの置き場所や湿気・虫・型崩れ対策は、あみぐるみの保管方法で確認できます。

あみぐるみ作りを始めたばかりの方は、あみぐるみ超初心者の始め方ガイド初心者に必要な道具リストもあわせてご覧ください。

まとめ

あみぐるみは、素材や作りによって適したお手入れが異なります。

  • 表示や素材が不明なら丸洗いしない
  • まずはほこり取りや部分洗いを選ぶ
  • 洗う場合は、こすらず、絞らず、全体を支える
  • 形を整え、中まで完全に乾かす

迷ったときは「洗わない」ことも、作品を長く大切にするための選択肢です。

参考にした一次・公式情報

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