毛糸ラベルの見方|あみぐるみ初心者が確認したい7項目

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毛糸玉と、素材・糸長・針号数・ゲージを示すラベル、かぎ針を並べた作業机

毛糸のラベルには、作品に使える糸か判断するための情報がまとまっています。しかし、数字や記号が多く、あみぐるみを始めたばかりだと「どこを見ればよいの?」と迷いやすい部分です。

最初に確認したいのは、商品名・素材・重量と糸長・色番・ロット・標準使用針・標準ゲージの7項目です。表示する位置や書き方はメーカーや商品によって異なるため、同じ場所にあるとは限りません。

この記事では、毛糸ラベルから7項目を読み取り、あみぐるみに使うときの確認順まで説明します。毛糸そのものの選び方は、親記事のあみぐるみ初心者の毛糸選びガイドをご覧ください。

目次

毛糸ラベルで最初に見る7項目

項目 確認する理由
1. 商品名・メーカー名 同じ糸を追加購入したり、メーカーへ問い合わせたりするときに必要です。
2. 素材・混用率 風合い、伸縮性、毛羽立ち、お手入れ方法を判断する手掛かりです。
3. 重量・糸長 1玉の量と、糸の太さ・軽さを比べる目安になります。
4. 色番 同じ商品の中から色を特定します。色名だけでなく番号も控えます。
5. ロット 同じ色番の中で、染色時期による色差を避けるために確認します。
6. 標準使用針 メーカーが想定する棒針・かぎ針の号数の目安です。
7. 標準ゲージ 一定の編み方で10cm四方を編んだときの目数・段数の目安です。

このほか、洗濯表示、原産国、取り扱い上の注意、メーカーの連絡先などが記載されることもあります。

1. 商品名とメーカー名

似た色や太さの毛糸でも、商品が違えば素材、糸長、撚り、毛足などが異なります。ラベルを外す前に、商品名とメーカー名を確認しましょう。

同じ毛糸を買い足すときは、見た目だけで判断せず、商品名と後述する色番・ロットを組み合わせて確認します。廃番や売り切れで同じ商品が見つからない場合は、あみぐるみ用代替毛糸の選び方で比較項目を確認してください。

2. 素材と混用率

素材欄には「アクリル100%」「綿70%、ポリエステル30%」などと表示されます。複数素材の場合は、それぞれの割合も確認します。

素材は、編み地のやわらかさ、伸縮性、毛羽立ち、光沢、お手入れ方法などに関係します。同じ「中細」「並太」という表記でも、素材や糸の構造が違えば、あみぐるみの表情や編みやすさは同じになりません。

洗えるかどうかは素材名だけで決めず、ラベルの取り扱い表示やメーカー案内を優先してください。完成後のお手入れはあみぐるみの洗い方で詳しく説明しています。

3. 重量と糸長

重量と糸長は「1玉30g(約75m)」のように表示されます。どちらか一方だけでなく、2つを一緒に確認するのがポイントです。

ハマナカは、表示糸長を糸の太さや軽さを理解するための目安とし、同じ玉重量なら糸長が長いほど細く軽い糸だと案内しています。たとえば同じ30gでも、約45mの糸と約90mの糸では、太さや密度が同じとは限りません。

あみぐるみで必要量を見積もるときも、玉数だけではなく合計の重量と糸長を確認します。ただし、糸の伸縮性や構造によって差があるため、表示値だけで完成サイズや使用量を保証することはできません。

4. 色番

色番は、その商品の色を識別する番号です。「白」「赤」といった一般的な色名だけでは、メーカーや商品ごとの微妙な色を特定できません。

複数色を使うあみぐるみでは、どの部分に何番色を使ったかメモしておくと、修理や追加制作のときに確認しやすくなります。商品によって「COL.」「No.」など、色番の前に付く表記は異なります。

5. ロット

ロットは、同じ色番の中で染色した釜や近い色のグループを識別する記号です。ハマナカは、同じ基準で染色しても染色を繰り返すたびに微妙な色差が生じることがあり、編みつないだ際の色の段差を避けるため、できるだけ同じロットを使うよう案内しています。

色番が同じでもロットが違えば、並べたときに色差が見える場合があります。顔や胴体など目立つ部分を途中でつなぐ可能性があるときは、必要量を同じ時期・同じロットでそろえると安心です。

6. 棒針とかぎ針の標準使用号数

ラベルには「棒針○~○号」「かぎ針○/0号」のように、標準使用針が記載されることがあります。棒針とかぎ針では号数の表し方が異なるため、どちらの欄か確認してください。

クロバーも、毛糸ラベルに記載された針号数を参考に、糸の太さに合う針を選ぶよう案内しています。ただし、標準使用針は唯一の正解ではありません。あみぐるみでは中わたが見えにくい編み地にするため、レシピの指定や自分の手加減に合わせて調整することがあります。

編み図やキットに指定号数がある場合は、まずその指定を優先します。

7. 標準ゲージ

ゲージは、一般に10cm四方の編み地に何目・何段あるかを示します。ラベルの標準ゲージは、メーカーが想定する針と編み方による目安です。

ハマナカは、ゲージには個人差があり、必ず試し編みをして自分のゲージを確認し、針号数などで調整する必要があると案内しています。ラベルどおりの針を使っても、全員が同じゲージになるわけではありません。

また、ラベルの標準ゲージと、あみぐるみの細編みで編むゲージは条件が異なる場合があります。標準ゲージを完成サイズの保証として受け取らず、編み図の指定と実際の編み地を確認しましょう。

あみぐるみに使うときの確認順

  1. 編み図やキットに指定商品・色番・針号数があるか確認する
  2. ラベルの商品名、素材、重量・糸長を指定と照合する
  3. 色番とロットを確認し、必要量をそろえる
  4. 指定針とラベルの標準使用針を確認する
  5. 少量を編み、中わたが見えない密度と編みやすさを確認する
  6. 必要に応じて針号数や手加減を調整する

ラベルだけで判断しにくい場合は、毛糸とラベル、編み図の指定情報を一緒に手芸店やメーカーへ示すと相談しやすくなります。

ラベルは作品が完成しても残しておく

ラベルは、毛糸を使い始めたら捨てずに保管しましょう。商品名、色番、ロットが分かるように、使用した作品名や部位をメモしておくと便利です。

残り糸とラベルを一緒に保管すると、修理や買い足しで確認しやすくなります。湿気や虫、型崩れを避ける保管方法はあみぐるみの保管方法も参考にしてください。

よくある疑問

色番が同じなら、ロットが違っても同じ色ですか?

同じ色番でも、ロットが違うと微妙な色差が生じる場合があります。目立つ部分を編みつなぐときは、できるだけ同じロットを選び、違う場合は少し編んで色差を確認します。

ラベルの針号数なら必ずきれいに編めますか?

針号数は目安です。編み方や手加減、作りたい編み地によって調整が必要です。レシピに指定がある場合は、その指定を優先してください。

標準ゲージと違ったら失敗ですか?

ゲージには個人差があります。失敗と決めつけず、試し編みの目数・段数や編み地の状態を確認し、針号数や手加減を調整します。

まとめ

毛糸ラベルでは、商品名、素材、重量・糸長、色番、ロット、標準使用針、標準ゲージの7項目を確認します。

  • 色番とロットは別の情報
  • 重量と糸長はセットで見る
  • 標準使用針と標準ゲージは目安
  • あみぐるみでは編み図の指定と実際の編み地も確認する
  • ラベルは残り糸と一緒に保管する

ラベルを読めるようになると、買い足しや代替糸の比較で確認すべき情報を整理しやすくなります。

参考にした公式情報

 

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